第102回全国算数・数学教育研究(茨城)大会

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1 研究主題

主体的・対話的で深い学びの実現に向けた算数・数学の授業の創造
~統合的・発展的な考え方を働かせて

 学習指導要領では,児童・生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うことが規定されている。「主体的な学び」は,学ぶことに興味や関心を持ち,見通しを持って粘り強く取り組み,自己の学習活動を振り返って次につなげることができているかという視点でとらえることが必要である。「対話的な学び」は,子供,教職員,地域の人,さらには先哲の考え方を手掛かりに,自己の考えを広げ深めることができているかという視点でとらえることが必要である。これら二つの学びの実現を必要条件として,深い学びの実現に向けた算数・数学の授業の創造に取り組みたい。

 これらを踏まえ,茨城大会では,児童・生徒の「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた算数・数学の授業の創造のために,数学的な考え方,特に統合的・発展的な考え方の働きに焦点をあてた研究主題を設定した。

2 日程

令和2年(2020年)
講習会 8月3日(月) 09:00-09:30 受付
09:30-11:20 講習会I
11:20-12:30 昼食
12:30-14:20 講習会II
14:20-14:40 休憩
14:40-16:30 講習会III
8月4日(火) 09:00-09:30 受付
09:30-11:20 講習会IV
11:20-12:30 昼食
12:30-14:20 講習会V
14:20-14:40 休憩
14:40-16:30 講習会VI
大会 8月5日(水) 09:00-09:30 受付
09:30-12:00 開会式・全体講演
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 シンポジウム  
14:00-15:00 高専・大学部会Ⅰ
15:00-15:30 移動
15:30-17:00 部会講演
8月6日(木) 08:30-09:00 受付
09:00-12:00 分科会I 高専・大学部会II
12:00-13:00 昼食
13:00-16:00 分科会II 高専・大学部会III
16:00-17:00 移動
17:00-17:30 閉会式
会議 8月6日(木) 13:00-14:00 関東甲信静代表者会議
14:00-14:10 移動
14:10-16:10 全国大会事務引継会

3 会場

講習会ザ・ヒロサワ・シティ会館
開会式,全体講演,シンポジウムザ・ヒロサワ・シティ会館(大ホール)
幼稚園・小学校部会講演ザ・ヒロサワ・シティ会館(大ホール)
中学校部会講演ザ・ヒロサワ・シティ会館(小ホール)
高等学校部会講演ザ・ヒロサワ・シティ会館(分館集会室10号)
幼稚園・小学校部会分科会水戸市立三の丸小学校
中学校部会分科会水戸市立第二中学校
高等学校部会分科会県立水戸第三高等学校
高専・大学部会ザ・ヒロサワ・シティ会館(分館集会室8号)
閉会式ホテルレイクビュー水戸
全国大会事務引継会,関東甲信静代表者会議ホテルレイクビュー水戸

4 大会参加費

事前申込

一般6,000円
会員5,300円
幼児・特別支援教育関係・市民(教員を除く) 2,000円

当日受付

一般6,500円
会員5,800円
幼児・特別支援教育関係・市民(教員を除く) 2,000円

5 分科会

[A] 幼稚園・小学校部会

分科会研究内容例
1教育課程○個を生かし,生きる力を培う教育課程の工夫
○小中の関連をふまえた教育課程の工夫
○知識・技能と思考力・表現力をバランスよく育てる指導計画
○全学年を見通したスパイラルな指導計画
2幼稚園教育○数・量・形についての豊かな経験を育む指導
○小学校教育との関連
3特別支援教育○支援の必要な児童の実態に応じた教育課程の工夫
○支援の必要な児童のための指導法及び学習環境や教具の工夫
○ユニバーサルデザインの視点を取り入れた指導
4数と計算○数の概念とその指導
○演算決定の能力を育てる指導
○計算原理と形式的な処理の指導
○算数的活動を生かした数と計算の指導
○活用や言語活動に視点をあてた数と計算の指導
5図形○図形の概念形成を図る指導
○数学的活動を生かした図形の指導
○見方や考え方を育てる図形の指導
○活用や言語活動に視点をあてた図形の指導
6測定○豊かな量感覚を育てる指導
○数学的活動を生かした測定の指導
○見方や考え方を育てる測定の指導
○活用や言語活動に視点をあてた量と測定の指導
7変化と関係○関数的な見方や考え方を育てる指導
○比例をもとに考察する力を育てる指導
○数学的活動を生かした変化と関係の指導
○活用や言語活動に視点をあてた変化と関係の指導
8データの
活用
○統計的な見方・考え方や処理に関する指導
○探求プロセスを生かしたデータの活用の指導
○データを多面的・批判的に捉える指導
○活用や言語活動に視点をあてたデータの活用の指導
9問題解決○問題解決の能力を育てる指導
○自力解決と集団解決のあり方とその指導
○豊かな発想を引き出す算数指導
○課題発見能力を育てる指導
10数学的な
見方や
考え方
○思考力・判断力・表現力等を育てる指導
○数学的な見方や考え方を育てる指導
○数学的な見方や考え方の評価
11学習指導法○自ら学ぶ意欲や態度を育てる指導
○学び方を身に付け主体的に学ぶ児童を育てる指導
○複式学級における指導の工夫
○算数のよさや楽しさを実感する指導
12ICTの活用○ICT等の教育機器を効果的に活用した指導
○ICTを活用した教材の開発
○個を生かすICT活用の工夫
13評価○評価規準や評価方法(関心・意欲・態度,見方や考え方)等の開発
○授業に生かす学習評価
○個を生かす指導と評価の工夫
14基礎学力○基礎学力とは何かを明確にした指導
○基礎学力を確実に身に付ける指導
15少人数指導○習熟の程度に応じた少人数指導
○興味・関心や課題に応じた少人数指導
○学習活動の種別に応じた少人数指導
○TTによる効果的な指導
16総合的な
学習の時間・
他教科
○算数を生かした総合的な学習の時間や他教科等の指導
○他教科等との関連を図った算数の指導
17基礎・
自由研究
○算数教育論,算数教育史に関する研究
○心理学・教育学とのかかわりについての研究
○発展教材の開発と研究
○その他の自由研究

[B] 中学校部会

分科会研究内容例
1教育課程○学習指導要領とこれからの数学教育への提言
○校種間の連携をふまえた教育課程の工夫
○観点別指導目標を具体化した教育課程の工夫
2特別支援教育○支援の必要な生徒の実態に応じた教育課程の工夫
○ユニバーサルデザインの視点を取り入れた指導
3数と式○基礎計算力の向上と数概念の拡張を図るための教材の開発
○数学的な技能の定着を図る数と式の指導
○発展的・補充的な学習の指導
○数学的活動を生かした数と式の指導
○活用や言語活動に視点をあてた数と式の指導
4図形○観察,操作や実験を重視した教材の開発と指導
○新しい解き方,見方や考え方の発見ができる学習課題の構成
○直観力や論理的思考力を育てる指導
○発展的・補充的な学習の指導
○数学的活動を生かした図形の指導
○証明の方針を立てる力を育む指導
5関数○具体的な事象と結び付けた教材の開発
○関数的な見方や考え方を育てる指導
○関数の概念形成を図る教材開発と指導
○発展的・補充的な学習の指導
○数学的活動を生かした関数の指導
○活用や言語活動に視点をあてた関数の指導
6データの
活用
○具体的な事象と結び付けた教材の開発
○データの傾向を捉え説明することができる力を育む指導
○数学的活動を生かしたデータの活用の指導
○活用や言語活動に視点をあてたデータの活用の指導
7問題解決
課題学習
○作業,観察,実験,調査などの活動を重視した課題学習の年間計画の作成
○問題解決能力を培う学習活動の構成
○主体的に問題解決に取り組む課題学習
8数学的な見方や考え方○数学的な見方や考え方を活用することのよさを実感できる指導
○数学的な思考や表現の形成過程の考察
○数学的な見方や考え方の評価
9学習指導法○数学への関心や学習意欲を育てる指導
○数学のよさや楽しさを実感する指導
○数学史を活用した指導
10ICTの活用○教育機器の位置付けと効果的な利用法
○ICT等の教育機器を効果的に活用した指導
○ICTを活用した教材の開発
○個を生かすICTの活用
11評価○自ら学び,自ら考えるための評価
○関心・意欲・態度の評価
○学習過程における評価とその生かし方
○授業(指導法)の評価
12基礎学力○基礎学力とは何かを明確にした指導
○基礎学力を確実に身に付ける指導
13少人数指導○習熟の程度に応じた少人数指導
○興味・関心や課題に応じた少人数指導
○学習活動の種別に応じた少人数指導
○TTによる効果的な指導
14総合的な
学習の時間
○総合的な学習の時間に数学の内容を取り入れた実践例
○数学と他教科とを関連付ける課題の開発と指導
15基礎・
自由研究
○数学教育論や数学教育史に関する研究
○諸外国の数学教育事情研究
○発展教材の開発と研究
○その他の自由研究

[C] 高等学校部会

分科会研究内容例
1教育課程○課程・学科の特色を生かした教育課程の編成
○中高の学びをつなげるための工夫と指導
○学年間を関連させる工夫と指導
○多様化した生徒に対応した教育課程
○学校設定科目,総合的な学習の時間の研究
2数学Ⅰ○数と式の指導
○図形と計量の指導
○二次関数の指導
○データの分析の指導
○課題学習の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学Ⅰ全般にかかる工夫と指導
3数学A○図形の性質の指導
○場合の数と確率の指導
○数学と人間の活動の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学A全般にかかる工夫と指導
4数学Ⅱ○いろいろな式の指導
○図形と方程式の指導
○指数関数・対数関数の指導
○三角関数の指導
○微分・積分の考えの指導
○課題学習の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学Ⅱ全般にかかる工夫と指導
5数学B○数列の指導
○統計的な推測の指導
○数学と社会生活の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学B全般にかかる工夫と指導
6数学Ⅲ○極限の指導
○微分法の指導
○積分法の指導
○課題学習の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学Ⅲ全般にかかる工夫と指導
7数学C○ベクトルの指導
○平面上の曲線と複素数平面の指導
○数学的な表現の工夫の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学C全般にかかる工夫と指導
8数学活用○数学と人間の活動の指導
○社会生活における数理的な考察の指導
○他教科,科目の内容と関連させた教材の研究
○数学活用全般にかかる工夫と指導
9ICTの活用○ICTを活用した効果的な指導の工夫
○ICTを活用した数学的な思考を促す指導
○ICTを活用した数学的活動による授業
10学習指導法・
評価
○義務教育の内容を定着させる指導
○基本的概念や原理・法則の体系的理解を深める指導
○思考力・判断力・表現力等を伸ばす指導
○評価方法の研究
11問題解決・数学的な見方や考え方○問題解決能力を培う指導
○事象を数学的に考察し,表現する能力を高める指導
○数学のよさを認識し,数学を活用する態度を育てる指導
○数学的活動の事例・研究
12大学入試○大学入試と教育課程
○大学入試問題を活用した指導
13専門学科・総合学科・その他○課程・学科の特色を生かす指導
○専門科目の内容と関連させた指導
○SSH,高大連携の取組
14基礎・
自由研究
○数学教育・数学史に関する研究
○発展的な内容の教材開発・研究
○その他の自由研究

[D] 高専大学部会

研究内容例
○高専・大学における数学基礎教育の諸課題
○理工系の数学に関する諸問題
○教員養成に関わる数学教育の諸問題

6 講習会

  1. 期日:2020年8月3日(月)~4日(火)
  2. 会場:
    小学校 ザ・ヒロサワ・シティ会館大ホール
    中学校 ザ・ヒロサワ・シティ会館小ホール
    高等学校 ザ・ヒロサワ・シティ会館分館集会室10号室
  3. 講習内容:算数・数学教育講座ならびに教養講座
  4. 募集人数:小学校約800名,中学校約380名,高等学校約150名
  5. 受講料:一般4,000円 会員3,500円,学生・市民(教員を除く)3,000 円
  6. 備考:講義題目,講師,申し込み等につきましては,第2次案内および日本数学教育学会誌上でご案内します。

7 講師

全体講演

西成 活裕
(東京大学先端科学技術研究センター教授)

部会講演

小学校:小山 正孝(広島大学)
中学校:宮﨑 樹夫(信州大学)
高等学校:二宮 裕之(埼玉大学)

講習会

小学校:
松尾 七重(千葉大学)
西村 圭一(東京学芸大学)
青山 和裕(愛知教育大学)
牧野 智彦(宇都宮大学)
笠井 健一(文部科学省国立教育政策研究所)
細水 保宏(明星大学)

中学校:
水谷 尚人(文部科学省国立教育政策研究所)
藤原 大樹(お茶の水女子大学附属中学校)
両角 達男(横浜国立大学)
辻山 洋介(千葉大学)
大西 俊弘(龍谷大学)
柗元 新一郎(静岡大学)

高等学校:
牧下 英世(芝浦工業大学)
濱中 裕明(兵庫教育大学)
成田 慎之介(東京学芸大学)
長尾 篤志(文部科学省初等中等教育局)
松嵜 昭雄(埼玉大学)
渡辺 雄貴(東京理科大学)

8 研究発表申込方法

下のボタンから2月29日(土)までにお申し込みください。

  • 都合により発表分科会を調整させていただくことがありますのでご了承ください。
  • 研究発表の原稿作成等の詳細については,発表申込締切後,事務局より送付いたします。
  • 発表に必要なパソコンについては,発表者各自でご用意ください。
  • プロジェクター・スクリーンは,準備いたします。

9 第102回全国算数・数学教育研究(茨城)大会実行委員会事務局

本大会についてのお問合せやご連絡は、下記大会事務局にメールにてお願いいたします。

第102回全国算数・数学教育研究(茨城)大会 実行委員会
事務局長:佐々木 康治(茨城県数学教育研究会事務局)
E-mail:ibaraki2020@sme.or.jp